2000.8.16
今回は、青森県五戸町にある奥州街道をサイクリングすることにしました。
「歴史の道百選」にも選ばれたルートです。
体力をつけたかったので、上り中心のルートを選びました。
8月14日 | 自信がないルートを車で下見。雨が降ると四輪駆動車でなければきびしいと感じる。 |
8月15日 | 前日の下見でわからなかったルートを教えてもらいに五戸町役場の地域振興課を訪ねる。とっても親切な役場の方に深く感謝。その後、五戸町公民館で「歴史の道 奥州街道 がいどまっぷ」をいただく。役場の方が、電話をしていてくれたらしく、行くとすぐに地図をいただけた。 |
8月16日 | 本番。写した写真184枚(デジカメ使用)。![]() ![]() ![]() |
1.前半のコース(大学沢〜浅水) 前半は、五戸町の中心街は、ルートがわかりにくいので、地元の人から聞くことをすすめます。 |
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10:42 0q |
<標高約105m> 今回のスタート地点。青森県立五戸高校の北の大学沢というところ(五戸町の中心部より北へ約3q)。 写真の奥は、十和田方面。でも、草が多くて自転車では通行不可能。 スタート地点をここに決定する。 いきなり2.2kmぐらいの下り。中心街に入るときに急な坂を上る。 |
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10:15 2.7q |
<標高約 70m> 五戸町の中心通りは、高台にある。ここで、飲料水や薬関係を調達できる。大通りを200〜300m進むと「奥寺商店」がある。そこを左折。 写真は、進行方向の反対から撮影。 |
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11:00 3.0q |
奥州街道から、ほんの30mぐらいはなれたところに「江渡家住宅」(天明の頃の建築と言われている…重要文化財)がある。 五戸の人たちは歴史をとっても大切にしている。 |
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11:42 4.6q |
<標高約 115m> 町の中心部から少し離れ、松尾病院のところから狭い道に入る。やがて林道の「ひよどり坂」。まだ民家があるので、ゆっくりと走る。写真は、「ひよどり坂」を上りきったところ。 この後、ほんの少しまたアスファルトの道を走る。 |
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−−− | 左の植物は何でしょう。 ア.長芋 イ.リンゴの幼木 ウ.たばこ 答は、マウスポインタを写真の上に持っていくと出ます。 |
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11:20 約5.0q |
ここから、奥州街道の気分を本格的に味わえる。しばらくは、上り坂が続く。 愛車キャノンデール(マウンテンバイク…MTB)を逆さまにし、点検をする。 |
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11:28 5.6km |
「明治天皇八戸雪景展覧の聖蹟の碑」 奥州街道には、歴史的遺物が多い。 |
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−−− | このような杉並木の中を歴史を感じながら走る。上りが多くても、炎天下にさらされることがないので、意外と楽。下りもスピードを出すよりも、景色&歴史を楽しみたい。 | |
11:42 7.0q |
左の写真は、 「鳥内坂」に入るところ。この坂は、舗装(ほそう)されていた。ぬれていて、しかも落ち葉があるので、スリップしやすい。 |
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−−− | <標高約 70m> 「鳥内坂」を下りきったところ。急な坂を下りると、目の前はぱっと開けた田んぼ風景。光もたくさん降り注いでいる。 写真は、進行方向の反対から撮影。「鳥内清水」のそば。 |
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11:58 8.2km |
<標高約 85m> 五戸町立南小学校の裏にある「十峰庵」というところ。軽く休憩。 この後、1kmちょっと走ると、浅水というところに出る。ここで、最後の飲料水の調達ができる。500ミリリットルでは、少ないと思う。 |
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12:12 約10.0km |
前半のコースは、浅水の浅田郵便局を過ぎて左折をしたこの場所までと考えた。 「高山展望台4.5km」「史跡奥州街道」と白い文字で書かれている。後ろは、奥州街道のマップである。 |
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2.後半のコース(佐野坂〜高山) ここから、4kmぐらい上りが続きます。 えっ、逆のコースをとれば、下りを楽しめる? 下りは慣れないと危ないので初心者はやめましょう(怪我が大きい)。 登山と同じで、登り(上り)切った後の感動を楽しみましょう。 |
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12:12 約10.2km |
<標高約 70m> 写真は、進行方向の反対から「佐野坂」を写したもの。ここから、「歴史の道百選」に選ばれた奥州街道の高山峠に向かって約4.0kmひたすら上る(下りもほんの少しあり)。でもアスファルトの道はここで終わる。 ハイキングを楽しんでいる人に迷惑になるMTB(マウンテンバイク)の乗り方は絶対にダメ。 |
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−−− | リンゴの木。奥州街道沿いでも、佐野坂を越えたあたりから、大きなリンゴ畑が見られる。 矢印は、赤くなりかけたリンゴ。 暴風ネットも本格的。 |
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12:46 11.4km |
この辺は、ひたすら上りである。でも、さすがに「歴史の道百選」に選ばれた道。「並木の松」は、並じゃない。 リンゴ畑からここまで時間がかかっているのは、途中でMTB(マウンテンバイク)にトラブルが発生したから。 どんなトラブルだったと思いますか。 ア.後輪がはずれる。 イ.パンクする。 ウ.クマに出会う。 ※答は、最後に書いています。 |
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−−− | ここは、片側にしか木が生えてないので明るい。下のような写真の道が多い。 |
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12:58 13.0km |
「水梨清水」 きれいなわき水が出ている。ここで、顔を洗ってもOK。冷たい水が気持ちイイー! そばには、休憩所がある。 |
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13:10 13.9km |
「安達ヶ原の鬼ばば」(伝説の地) 見晴らし抜群。 尾根伝いの道が続くため、他にもこのような景色を楽しめる。 取材したところによると、奥州街道を旅する人がこのあたりで夜を迎えたらしい。そこに「鬼ばば」が……? 休憩所もあり、ちょっと水分を補給。ゴールは、近い。 |
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13:21 | 「高山」の入り口が見えた。 ここの10m手前の急な上り坂を体重移動もせず、力いっぱいこいだため、前輪が浮き転倒。はずかしい。 |
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13:22 14.5km |
<標高277.2m> 「高山」 −ゴール− セルフタイマーのシャッターに間に合わず、展望台の途中の↓のところでパチリ。 <高山の展望台から> −360度の大パノラマ− ・上の写真→展望台の階段でパチリ。でも曇りのため、遠くの景色が見づらい。 ・中の写真→サイクリング日は、曇りで景色の写りが悪かったため、後日撮ったもの。名久井岳が見える。条件がよければ、名久井岳の右方向に岩手山が見える。 ・下の写真→この写真も後日撮影。条件がよければ、この方向に八甲田山や戸来岳(ヘライ…キリスト伝説あり)が見えるはず。この、右方向には、太平洋が見える。 |
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3.帰路(高山〜五戸) 単に奥州街道を戻れば、林道の下りを十分に楽しめる。膝と腰の故障が治りかけて、下りは久しぶりだったので、帰路はゆるやかな下りの陸羽街道に出ることに決定。 |
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−−− | 「十和田山碑」 この辺のゆるやかな下りは、見通しがよい。とばしすぎると、両側にはえている草があたり、すねがひりひりになることもあるから注意。 |
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−−− | ↓の先は、本格的な四輪駆動車でもテクニックがいる。一気に下る。ダウンヒル用のMTBではないので、慎重に走ったつもりだったが、雨水が作った溝にはまり転倒。 | |
−−− | <標高約150m> 「手倉橋トンネル」 久しぶりのアスファルトの道。交通量は、きわめて少ない。ここから、標高が約54mの浅田郵便局までゆるやかな下りが続く。 |
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−−− | こんなゆるやかな下り続く。久しぶりのサイクリングだったので、ゆっくり筋肉をいたわりながら走った。おしりも、少々痛い。 | |
14:03 約24.1km |
![]() |
浅田郵便局前通過。この後、国道4号線に入り、また上りのコースが5kmぐらい続く。 |
14:50 30.9km |
走行距離 30.9km トータル時間 4時間8分 |
五戸町町立病院前着 焼きそばとビールのおいしかったこと。 予定では、下見の時に営業していたラーメンやさんによって、ゆっくり休むはずだったのに。なんと休業日。遅い昼食となりました。 |
答は、「後輪がはずれる」が正解です。
いいわけ
スズメバチの習性に興味を持つようになったのは、10年前です。いろいろと調べました。
5年ぐらい前の秋、サイクリングをしたとき、オオスズメバチがすごい羽音をたてて胸のところにとまったことがありました。巣のそばに進入したと思い、あわてて手で払い、人生で最高のスピードで、上り坂をのぼったことがありました。
秋のスズメバチはけっこう攻撃的なんです。しかもスズメバチの中で一番こわいオオスズメバチ。
今回後輪がはずれたのは
後ろからすごい羽音→スズメバチだとかんちがい→上りなのに前のギアをあわてて一気にギアチェンジ→チェーンがはずれ後輪を止めているところにからむ→後輪がはずれる→転倒→あっ、スズメバチではなくアブ〜→ペンペン
本当は、ただのアブだったんです。恥ずかしー。
チェーンがきつくはさまって、直すのに一苦労しました。よって、
アブ<harabird<秋のスズメバチ。
参考地図
・国土地理院「五戸」「剣吉」
※五戸町は、温泉もあり、大きくはないが宿泊施設もある。馬肉料理は有名。